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目的の無い目標設定は消耗するだけ

目標

目標達成が「目的」になっている

そんな目標はないでしょうか?

私が以前にいた会社では

今月は売上200万円だ!

というだけの気合と根性で回されていました。

売上のランキングが販売元から毎日発表されます。
ランキング表を管理者は毎日印刷をして社内に掲示します。

「今月の順位
 この会社に負けているのはオレのプライドが許せない。
 絶対に負けるな!」

この「気合と根性」だけで目標設定が決まり、会社が回っていく。

当然ながら、目標を設定した当事者以外のスタッフは消耗し続けるだけということになります。

目標が目的になるのはなぜ?

私が会社を経営していた頃も同じことをやってしまっていました。

目標を立てることが目的になってしまい、目標を達成するだけが目的になってしまっていたのです。

そのため、スタッフは「何のためにその目標を達成するのか?」だんだんと分からなくなってきます。

最初の内は良いと思います。

右も左も分からない。

そんな状況の中で、とりあえずの目標として作っておく。

そこを目指すことによって、自分自身を高め、より高い成果を出すことに希望や自己価値を見出すことでしょう。

ところが、これを数年が経過し

さらに数十年が経過してもやっています。

10年前と目標とする数値は若干変わっているかもしれませんが、やっていること自体は一緒です。

販売元が提示するランキングの上位に行くことがだけが目標。

当然ながら、

最終的に喜ぶのは管理者だけ。
特に小さな会社では経営者が喜んで、さらに販売元から接待を受けて

「さすが!社長の会社はすごいですね〜!!」なんて言われて喜ぶ。

そんな状況でした。

誰かが決めた目標に従う

今、振り返ってみると

結局は「誰かが決めてくれた目標」に従っておけば、ある程度は稼ぐことができますし、何よりも

「自分で考える必要がない」という大きなメリットがあります。

というよりも、

販売目標が決められて、与えらる環境に慣れてしまっているので

自分で考えることが既にできなくなっていたのです。

こうなると、

目標として設定している数字には会社(自社)としての根拠が無くなります。

というよりも、持てなくなってしまうので。

例えば、

販売元の都合(販売元の株主等の意向)では200万円売って欲しい。

でも、

自社の規模やマーケットの状況からは100万円でも十分に得られるものがあり、それ以上の売り上げはスタッフに負荷をかけてしまう。

ということもあります。

ところが、
販売元に良いところを見せたい経営者は

いかに従業員に負荷をかけて、働いてもらうか、成果を上げさせるのか。

ということに自己価値を置いていますので、

「とにかく売れ!売ることでしか存在価値は無い!」というように、

とにかく売りまくることだけが頭にある状態になってしまいます。

そこにはお客様がいない

こうなってくると大きな問題として浮かび上がってくるのは

お客様が不在のまま売ってしまう。という状況です。

本来の目的が

お客さんに喜んでもらう、お客さんにメリットを得てもらう。

ということだったとしても、

販売、売り上げ、目の前の数字の確保、だけが目的になってくると

お客さんへの価値提供が大きくズレ始めてしまいます。

こうなってくると、

売り上げは上がって、単月で見ると満足のいく結果が出たが

数ヶ月後にクレーム対応に追われている。ということも起こってきます。

何のためのビジネスなのか?

ここでしっかりと考えておきたいのが

何のために今のビジネスをしているのか?

ビジネスの目的を足もとからしっかりと見直すということです。

ここがズレていってしまうと

先ほど書いたように

とにかく目先の売り上げを作らないと自分たちの存在価値がなくなってしまう。

他社とのランキングで上位にいないと意味がない。

というように、

全く違った場所に存在価値を見出してしまうのです。

こうなったときに恐いのは

販売元に梯子を外されたときです。

全てをサラッと持っていかれる

会社の評価を売り上げだけで行っているのであれば

当然ながら

売り上げが下がった会社、社員、スタッフには

存在価値がないということになってしまいます。

それ以外の指標を持っていないからです。

そうなったときには

残念ながら

すべてを取り上げられてしまったり、

その存在自体を否定され、潰されてしまうということもあります。

また、このタイプは

危機に非常に弱いとも言えます。

ビジネスの目的を再度、見直す

繰り返しになりますが、

重要なのは「何のためにビジネスをしているのか?」

という目的を明確にしておくことです。

特に売り上げを求めている時ほどにこの部分はブレやすくなり、忘れ去られてしまいがちです。

もしあなたが

ご自身でビジネスをしているのであれば

この機会に振り返ってみましょう。

あなたは「何のためにビジネスをしているのですか?」