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映画『日日是好日』を観てきました

久々の更新です。

原作本をずっと前に読んで、

前回のブログでも書いたように

観たい、観たい。

と思っていた映画を見に行く時間ができたので、

映画『日日是好日』を観てきました。

とっても美しい、

素敵な映画です。

本来なら五感で楽しみたいところですが、

映像という世界観の中では、

大きなスクリーンでの映像美と

整えられた環境での音響効果が

映画の世界観と美しさを

さらに際立ったものにしてくれます。

自宅のテレビで観ても面白いとは思うのですが、

やはり、

映画で観て、

そして感性で感じることができれば

素晴らしい体験ができる映画なのではないかと思いました。

 

前日に映画館の座席を予約をしようと思った際

数席しか売れていなかったので、

「さすがに茶道映画では、お客さんは少ないかな~」

と思っていたら、

平日の朝一番の時間帯にも関わらず、

多くの席が埋まっていました。

しかも、

わたしの行った映画館では

わりと年配の方を多くお見受けしたように思います。

ご夫婦も多かったですが、

数人の年配女性グループというのが多く、

「茶道仲間で来られているのかな?」という印象でした。

というのも、

劇中に劇場内で笑いが起こったポイントが

茶道やっている人あるある。の笑いのポイントだったからでした。。

主演の黒木華さん、

同じ年代の多部未華子さん、

そして

先生役の樹木希林さん。

いずれも皆さん、

素晴らしすぎで、素敵です。

とても茶道の素人とは思えない身のこなしで

さすが女優さん。

と、驚いてしまいます。

特に樹木希林さんは、

お亡くなりになられたという印象と同時に

私が茶道を始めた頃に教えていただいていた

既にお亡くなりになった先生と

お姿が被ることもあり

希林さんの言葉や動き、視線に

思わず、

自分の先生を思い出して

心を動かされるようなシーンがいくつもありました。

この映画、

なにより羨ましいのは

稽古場環境の素晴らしさです。

四季の移ろい、変化を

感じることができる環境と

考え抜かれた道具立て。

映画スタッフの皆さんの心遣いと

映画への強い想いが、

稽古場の凛とした佇まいから伝わってくるようでした。

 

わたし自身も、

茶道を始めたのは、

映画の主人公と同じように

「なんとく。。」やってみようかな。という軽い気持ち。

ものすごく興味があったわけでも、

どうしてもやってみたい。

というわけでもなく、

ただ、

「なんとく。。」というだけのスタートでしたが、

いつの頃からか

茶道が自分にとって

大切な心の拠り所の一つになっている。

そんな情景、心の微細な変化が

本当にうまく描かれている映画だなと思います。

 

どんな人でも、

いつの間にか

自分自身の人生の中で

大切になっているもの、

心を許せるもの、

自分を解放できる瞬間、

温かみや心地よさを感じる場所、

そんな

自分らしい自分に出会うことができる場所を

持っているのではないでしょうか。

それが、

人によっては茶道である。

そんな心温まる映画でした。