好きなもの

『amx 天草エアライン』の物語「島のエアライン」を読みました

本屋さんで平積みにされていて

気になっていた本が

図書館の予約で順番が回ってきたので読みました。

「島のエアライン」黒木亮 著

この本は

熊本県の天草にあるエアライン(航空会社)

天草エアラインと天草空港の創設、

そして、

運営の日々を描いた作品です。

天草エアラインはホームページを見ても分かるように、

非常に

手作り感溢れるというか、

親近感が湧くというか、

フレンドリーな感じの航空会社です。

現在の路線は

天草⇔熊本

天草⇔福岡

天草⇔大阪

という3つの路線を

ATR42-600型機 1機(客席数48名)で運営しています。

会社としては、

熊本県(53%)・天草2市1町(27%)民間(20%)出資の

第三セクタ-として設立されています。

これだけの情報では、

小さな航空会社が

地元自治体の支援を受けて飛行機を飛ばしている。

という

それだけに終わってしまいますが、

この本「島のエアライン」を読むことで、

エアライン設立に至るまでの苦悩と悦び。

そして、

日々の運営の大変さが

ひしひしと伝わってきます。

当初、

本屋さんで並んでいる本を見たときは

架空の物語で、

エアラインに関わるドラマティックな物語が展開されていくのかな?

と思っていましたが、

大きな認識違いで、

現実に起こった物語を

作者が丁寧に拾い上げ、

文字として、文章として表現する

リアルなドキュメンタリーの文章版という感じです。

そのため、

「上巻」で挫折しそうになった感じもあったのですが、

島のエアラインに出てくる人たちを最後まで応援したい!

そんな気持ちが沸き起こってきて、

まずは、

最後まで読み切って、

作者伝えたいメッセージをちゃんと受け取ろう。

そして、

いつか

島のエアラインである

天草エアラインに乗って、

物語を支える人たちの運行する飛行機を味わってみたいな。

と思いました。

例えば、

池井戸潤さんの作品のような、

ハラハラドキドキの展開の小説ではありませんが、

事実をシンプルに追いかけることで見えてくる

人の心。

そんな優しさから

「自分ももうちょっと頑張ろう!」

という気持ちになれる作品でした。