人のために頑張ることが、当たり前になっている人ほど、
ふとした瞬間に「私、誰のために生きているんだろう」と感じることがあります。
・家族のために尽くしてきた
・職場で誰かを支え続けてきた
・期待に応えようと努力してきた
そんなあなたが、自分のことになると急に“後回し”になってしまう。
そして夜、静かになった部屋で思うのです。
「私は、自分のことをちゃんと愛せているのかな?」
このブログでは、ポッドキャストでもお話しをしている
“自分をもう一度愛せるようになるための3つのプロセス”を、
さらに深く解説していきます。
ポッドキャストでは音声配信をしています。音声でもどうぞお楽しみください。
🌸 「自分を嫌いになる」のは、優しすぎるから
多くの人は、自分を嫌いになるとき、
実は“他人を思いやる優しさ”が裏に隠れているからだと考えられます。
たとえば、
・人に迷惑をかけたくない
・人を傷つけたくない
・期待に応えられなかった自分が許せない
──このようなあなたの中にある優しさが、自分を責める言葉へと変わってしまうのです。
「もっと頑張らなきゃ」「まだ足りない」
その声の正体は、“人を大切にしたい”という純粋な思いからきているのではないでしょうか。
でも、ちょっとイメージしてみてください。
その優しさをずっと外側にだけ向け続けていると、心が乾いてしまうと思いませんか?
あなたが誰かに優しくしているように、
そろそろ自分にも同じ優しさを向けてみませんか?
誰かに優しくしているのと同じくらい、
いや、それ以上に自分に優しくしてあげるのです。
🌿 自分を愛するとは、「自分を許すこと」
「自分を愛する」って、
何かキラキラした自己啓発のように感じてしまう人も多いですよね。
でも本当の意味での“自分を愛する”とは、
「できない自分を許すこと」なんです。
「許す?」と言われても、よく分からない。。ですよね。
💧 許すとは、“否定しないこと”
・落ち込んだ自分を「ダメ」と言わない
・できなかった日を「意味がない」と決めつけない
・過去の失敗を「恥」ではなく「経験」と見つめ直す
こんな感じで、自分を否定しない習慣を身につけるのです。
この“許す力”こそが、
あなたの心を再び温かくしてくれるエネルギーです。
🌙 心の中の“小さな自分”を抱きしめる
夜、静かに目を閉じて、
心の中にいる“小さい頃の自分自身(あなた)”を思い浮かべてみてください。
不安そうに立ち止まっているその子に、
こう声をかけてあげてください。
「もう大丈夫。私が一緒にいるよ。」
このシンプルな言葉が、
あなたの“内なる癒し”を呼び覚まします。
イメージの中にいる小さな頃のあなた自身を抱きしめ、安心してさせてあげてください。
それだけでも、あなたの中のインナーチャイルドは少し癒されることでしょう。
🌷 自分を愛せるようになる3つのステップ(実践)
ポッドキャストでは「心の練習法」として触れていますが、
ここではさらに日常で続けやすい形にして紹介します。
🌼 Step1:一日一回、自分を褒める習慣をつくる
1日1回から、自分を「褒める」習慣をつけましょう。
できればノートを作って「褒めノート」を作成するのがオススメです。
褒める内容は、どんな小さなことでも大丈夫です。
・朝、起きられた
・誰かに「おはよう」と言えた
・仕事をちゃんと終えた
「私、今日もよくやったね」
この一言を自分に言ってあげるだけで、
“自己否定の声”より“自己承認の声”が少しずつ大きくなります。
ちゃんと褒めようと考えるよりも、どんなことでも「とにかく褒める」ことが重要です。
自分を褒めることが習慣になることで、自分を愛せるようになる一歩が積み上がっていきます。
☕ Step2:心が落ち着く時間を“自分のために”とる
あなたが安心できる時間を、
一日の中に5分でもいいから確保しましょう。
・お気に入りの香りを楽しむ
・静かな音楽を聴く
・湯船にゆっくり浸かる
それは「ご褒美」ではなく、
自分を保つための“呼吸の時間”だと思ってください。
呼吸をするのと同じくらい、自分に安心できる時間を与えてあげるのです。
🌙 Step3:過去の自分に“ありがとう”を言う
過去の経験や失敗を思い出して、自分ついつい責めてしまうということはないでしょうか?
「なんてダメなんだ!」
過去の自分を責めるのではなく、
その時の自分が「できる限りを尽くしていた」ことを認めてあげてください。
「あの時の私、よく頑張ってたね」
この言葉が、心の奥にずっと溜まっていた“悲しみ”を溶かしていきます。
💫 自分を愛することは、「人生を取り戻すこと」
自分を愛せるようになると、
不思議と人生の“色”が戻ってくるような感覚が得られるかもしれません。
・何気ない朝の光が美しく感じられる
・誰かの優しさを素直に受け取れる
・自分の本音が少しずつ分かってくる
そう、
自分を愛することは、世界をもう一度優しく感じること。
あなたが自分を大切にできるようになるほど、
あなたのまわりにも優しさが広がっていきます。
🌙 おわりに:あなたの中には、愛する力がもうある
最後に、これだけはお伝えしておきましょう。
あなたは、最初から愛される価値のある人です。
自分を嫌いになった時期も、
何もできなかった時も、
それでもここまで歩いてきたあなたの中には、
消えない光があります。
どうかその光を、これからは自分のために灯してください。

